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墨田区と言えば2012年に開業された東京スカイツリーが有名ですが、スカイツリー以外にも両国国技館や墨田川の花火大会など、江戸の文化を引き継ぐ下町情緒あふれる区として有名です。
また、町工場なども多く「ものづくりの街」という側面もあります。
今回はその墨田区で受けられる創業支援融資制度「チャレンジ支援資金」についてご紹介したいと思います。
東京都墨田区で受けられる創業融資とは
墨田区で起業する場合の資金調達方法として大きく分けて2つあります。
ひとつは日本政策金融公庫が提供している創業融資制度です。
新創業融資制度は、新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方に無担保・無保証人で利用できる制度です。
もう一つは銀行が窓口となる、墨田区の創業融資あっせん制度「チャレンジ支援資金」制度です。
(名前が非常にユニークで、墨田区の雰囲気にピッタリですよね。)
主な条件としては墨田区内で事業主でない個人で、個人または法人で創業しようとする方、
創業後5年未満の方を対象にした制度で、東京都の制度融資に上乗せして利用することができ、区が利子の一部を負担してくれるため、非常に低利で借り入れることができます。
墨田区で創業する事業者が利用できる日本政策金融公庫はどこにある?
創業する地域によって利用できる日本政策金融公庫の支店が決まっていることをご存知でしょうか?
墨田区で創業する場合は下記支店が対象となります。
・上野支店
住所:〒110-0015 東京都台東区東上野2-18-10 日本生命上野ビル
電話番号:<国民生活事業>03-3835-1391
営業時間:9:00~17:00(緊急事態宣言中は要確認)
業務区域:墨田区のうち吾妻橋・押上・墨田・堤通・東駒形・東向島・本所・向島・横網
・江東支店
住所:〒130-0022 東京都墨田区江東橋3-7-8 日本生命錦糸町ビル
電話番号:<国民生活事業>03-3631-8171
営業時間:9:00~17:00(緊急事態宣言中は要確認)
業務区域:墨田区のうち石原・亀沢・菊川・京島・錦糸・江東橋・太平・立花・立川・千
歳・業平・東墨田・文花・緑・八広・横川・両国
墨田区の「創業支援資金(融資あっせん)」制度の概要と主な銀行
墨田区の開業支援資金制度の概要は以下の通りです。
l 融資限度額 →1,750万円以内
l 利率(年利) →2%(内訳:区補助1.8%、本人負担0.2%)
l 資金使途 →運転資金、設備資金
l 貸付期間 →7年以内(据置期間12カ月以内を含む)
<申し込みの流れ>
①墨田区経営支援課(03-5608-6183)へ連絡し商工相談員との面談の予約をする
(相談時間 9:00~17:00)
②商工相談員と面談(1時間程度)
③創業計画書作成のため、商工相談員指定の場所へ行き、1時間×3回程度面談を繰り返す
④墨田区からあっせん状が交付される
⑤あっせん状を借入希望金融機関へ提出する
⑥金融機関等の審査
⑦融資実行可否を決定
以上の通り、融資の申し込みからあっせん状を受け取るまでに1カ月程度かかり、取扱金融機関や信用保証協会へも足を運ぶ必要があるため、融資の実行まで3カ月程度かかると言われています。
新型コロナウイルスの影響もだいぶ落ち着いてきたものの、融資希望の方が区役所を多く訪れており、面談の予約がなかなか取れないという状況も報告されております。
そのため、従来よりも融資の実行まで相当な時間を要することを覚悟しなければならなず、創業時期の見極めが大事になってくるでしょう。
また、墨田区からあっせん状が交付されたら、ご自身で墨田区の取扱金融機関窓口へ行き融資の申し込みを行いますが、銀行によっては支店等の方針により創業期の事業者を対象としていない場合もありますし、創業予定の場所から遠い銀行へ相談へ行くと不審に思われ、予定外の書類を提出させられることもあります。まずは事業を行う場所から一番近い銀行に行き相談することをオススメします。
墨田区中小企業融資取扱金融機関一覧
報道でもあったように、変異株のコロナウイルスの流行が進んでおり、予断を許さない状況です。
特に、飲食やサービス業での創業を考えていた方にとっては、このコロナ禍で、不安を抱えている方も多いかもしれません。
特にそういった方は、創業に強い税理士などに相談するなどして、少しでも不安材料をつぶしながら、来る日に向けて準備を進めていって頂きたいと思います。
メール相談、初回相談無料でございます。お気軽にどうぞ。
創業融資は創業時だけでなく、創業後の追加融資にもつながっていく、
金融機関との最初の関係構築の場です。
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